ダブル Double 2w ミニベロ インプレ

インプレ1

久々(2年ぶり)に乗ってみたいマニアック自転車を見つけてポチった。

数日で段ボールに入ってやってきた。

ただ興味があったのは2W、いわゆる2輪駆動、いや全輪駆動という点である。段ボールから出した状態はハンドルが90°ずれていて、ペダルがついていない。オプションのフロントバスケット・キャリアを同時注文したら、キャリアは取付けサービスのようだ。

ペダルの取り付けとハンドルの調整をすれば乗り出せる。わざわざ工具も同梱であったが、個人的には全く無用である。でも、無いと困る人がいるのも事実だから親切といえる。

スタイルを見れば誰でもわかる通り、サドル高さ以外はママチャリのディメンジョンで決して走りに期待はできないが、ミニベロサイクルとしてはまずまずのデザインである。

普段、買い物くらいには使えるようにオプションのバスケットを取付。泥除けもオプション設定があったが、正直デザインがダサいのでクラナシーライトをつけるつもりである。

本バイクの目玉、等速ジョイントである。このフロントフォークの形状を見てなんとなくTOYOTAのスーパーストラットを思い出す。

ちなみにフレームのシルバーはメッキ調ながら質感はやや雑な感がある。とはいえ、モールトンやSalsaのステンレスフレームと比べるのは酷というもの。ルイガノやBe・Allとの比較では結構いけているといえる。

等速ジョイントとはハンドルを切っても駆動を伝える仕組みであるが・・・、

それゆえ、ハンドルの切れ角には制限が生じる。これがハンドルをいっぱいに切った状態である。

ハンドルをいっぱい切った状態で自転車を前に押す分には問題なく取りまわせるが、バックさせると駆動系にブレーキング現象が発生する。

あと、このバイクを持ち上げるとかなりのフロントヘビーである。内装変速フェチには初めての体験である。

でもって、乗って一番の感想は、ただのまったりバイクである。まったり感はTernのEclipse S11iのノーマル以上である。まあ、最初から分かり切ったことだからそれでよいのだが、まずはハンドルバーもストレートに交換したくなる。

でもって2輪駆動の感想は?であるが、アスファルト舗装の道で思いっきりペダルを踏みこんでも普通のママチャリミニベロと特に代わり映えしない。このバイクは非舗装の道でこそ、その特性が生かされるのだ。

非舗装の川沿いの土手道で河津桜をめでるサイクリングで活躍するのに期待しているが、砂埃が等速ジョイント周りの駆動系チェーンにまぶりつきそうだ。やはりフェンダー取り付けが必須である。

インプレ2

フェンダー装着後の姿である。

試しに近くの公園でオフロード走行を行った。タイヤがオンロードタイプにもかかわらずオフロードで思いっきりペダルを踏みこんで旋回しても、後輪がずるっと滑ることがなく2wの効果は十分確認できる。

雪が降った時にあえて自転車に乗るならメリットは絶大だが、さすがにこれで雪道に出かける気はしない。雪道を存分に楽しむためにも今はやりのファットバイクにこの2wを導入してもらいたい。

それよりこのバイクに限らず通販自転車を利用される方に一つ知ってもらいたいことがある。それは、自転車を自分でメンテナンスする技量がなければ、通販は絶対利用しない方がよいということである。

これまで通販で買った自転車は4台であるが、そのすべてが必ず何かしらの不良を抱えていたからである。

で、今回の不良はというと・・・、

前輪のタイヤに空気を入れようとして気が付いた。(というか、これでは入れられないが)

別に米式バルブに文句があるのではなく・・・、

こちらは後輪側。これが本来の姿である。タイヤ組も満足にできないで組み立てられた自転車がいかに恐ろしいか・・・。

下手をするとバーストしかねないので、タイヤを外してチューブのずれを直して組みなおした。

ロック装着。

インプレ3

目新しさから、最近これで買い物に出かける。バスケットがあるから多少の買い物に不自由しないが、サイドスタンドではやはり荷物を積んでの駐輪はすぐ倒れるから本格的な買い物は無理である。

街乗りでの必需品はロックであるが、やはりロックは簡単にかけられるようにしたい。ルイガノのSK-2やMV-8にも装着しているが、カンチレバータイプにはこのロックが一番手っ取り早い。番号式はボタンを押すのが最初は面倒くさいが、慣れればブラインドタッチでできるようになる。ちなみに鍵式もある。

停車時にギヤを変えてクランクを逆回転させてチェーンを外すという初歩的ミスをするほど外装変速は久々だが、このシフターは気に入った。シフトアップもダウンも親指で押すだけでできるので、Nexusのレボシフトより扱いやすい。

インプレ4

街乗りメインでよく乗るが、2wの駆動系は走行抵抗が大きいのでは?と思うかもしれないがそんなことはない。というより、普段乗っている内装変速の抵抗に慣れているので、外装変速で抵抗が少ない分そう思うのかもしれない。

とにかく、漕ぐのが重いと感じることはない。

走るとチェーンの音がシャリシャリとなるのがこのバイクのアイデンティティであるが、場合によっては品がないともいえる。遊歩道ではベルを鳴らさなくても自転車が近づいてくることを歩行者に知らせる効果は期待できる。

このバイクでとにかく困るのは手押しで後ろに下がるときにハンドルが完全にまっすぐでないとスムーズに下がれない点である。これは駐輪場での取り回しに大いに困るポイントである。そして、フロントを持ち上げてターンする際にもフロントの異常な重さにひ弱な方は困るかもしれない。

サドル高さは出荷時に身長に合わせてロードバイク並みのサドル高さに調整されていて、個人的には漕ぎやすい高さではある。しかし、このサドルは滑りにくい素材で、降りる際に尻が引っかかるのがよろしくない。

ディスってばかりで申し訳ないが、試乗できる機会なく通販で買うしかない方にはやはり知っておいてほしい点である。

それじゃ買ったことを後悔しているかと聞かれると、”このバイクはおしゃれで2wのギミック感がたまらなく、作ったメーカーには敬意を払う”というのが答えである。個人的に何せ内装変速とかフォールディングとか、何かしらマニアックなもの好きなのである。

そもそも雪国に住んでいるわけでもないのに2Wを買う必要はないだろうという意見があるかもしれないが、逆に雪国に住む方が2Wのミニベロで喜び勇んで雪の中を走るのか?という意見のほうがもっともであろう。街乗り自転車(しかもミニベロ)でトラクション云々を語るのはナンセンスで、不意の積雪にはありがたいといったところである。

街乗り自転車の最後の願いはダイナモ式のライトの装着であるが、これがこれまでの最難関の課題である。

 

 

2018年7月19日 | カテゴリー : Double | 投稿者 : shirogoma